100年つづく企業も、やはりコミュニケーション。
こんばんは。特定社会保険労務士の森川です。本日は昨年から勉強をはじめた100年企業研究会についてお話ししたいと思います。
さて、ここで問題です。
日本で、100年つづく企業はどれくらい存在するか皆様はご存じでしょうか?約33,000社。これは、なんと!全世界の40%を占めます。日本の人口が世界で占める割合から考えると…想像をはるかに超えてくる脅威の数字。
100年企業研究会は、そのように長く続く企業には、必ず哲学やしくみがあり、これを全国の社労士が現場で経営者やその企業で勤務されている従業員の方からのインタビューで紐解き、「暗黙知」を「実践知」にしていく活動です。
私は社労士の友人からお勧めしてもらって、研究会に入ったのですが、本当に面白かったですね。今年度お話しをお伺いさせてもらったのは関西にある80年続く企業。社長や専務から出てくる言葉は、普通じゃ考えられない言葉ばかり。
例えば…
『最終的には、みんな、独立したら良いと思っている。』
時間をかけて教えて、従業員がちゃんと育ってくれたら、いつまでも自分の会社に残しておきたいと思うのが世の常。普通の会社であれば、育ってくれた…じゃあ、今までの分、しっかり働いてね的な考えを持つのが当たり前。ですが、最終的に、『独立してくれたら良い…』とは、これいかに?
お話しをお伺いしていくと、独立するくらいの腕をつけることが、その子の人生にとって、いかに大切かということを伝えたいメッセージだったりするんです。一人、一人の従業員をとても大切にしている。人を役割だけで見ていないということなんですよね。人として扱うから、ちゃんと”コミュニケーション”が成立する。…組織の基本がここにあるんではないかなぁ~と改めて感じた1年間でもありました。
そして、私たちが研究した会社の発表を、来る5月20日(土)の100年企業研究会のフェスティバルでやらせて頂けることになりました!ご興味のある方は是非、ご参加ください!
100年企業フェスティバル | 100年企業研究会 (100years-company.com)