チームの作り方
こんばんは。特定社会保険労務士の森川友惠です。本日は、奈良にある顧問先様を車で回らせて頂きました。現場、現物を見ると気づくことは多々あるので、便利なオンラインシステムがあっても、月1回程度は訪問するようにしています。
さて、私、現在とある事業再生案件の打合せに出させて頂いております。詳しいお話しはできないのですが、過去こういった案件に関わりを持たせて頂いたことがなかったので、ミーティング、打合せのひとつひとつが興味深く、毎回、気づきが多くて、帰りにはぐったり…という状況が続いております。
チームの作り方
今回、この案件に関わりを持たせて頂いて、改めて、感じたのは、チームの作りには、組織の3要素と呼ばれる
- 「共通の目的」(今回は年間1億円の赤字の解消と利益を出し続けるための体質改善)
- メンバーが組織のために力を合わせて目的を成し遂げようとする貢献意欲(協働意欲)
- 協働の作業を実現されるためのコミュニケーション
これらが揃っていないと本当にチームとして確立されないということと、打合せを進めるファシリテートには、目的を明確にして、論理的な理由付けをして活動に納得感を持たせることと、人の感情に寄り添いながら相手の共感を引き出すことの両面が揃っていないと対話が進まないということを肌で感じさせてもらっています。
私も、ファシリテートをする機会が本当に多くなってきているのですが、論理的な理由付けに走り、相手の思いや感情に寄り添うことを忘れがちで、知らずうちに、相手を追い込んでしまっている(社労士の先輩からは、『森川さん、圧、強すぎ』と指摘されるほどです。)傾向にあるんです。理詰めで行きながらも参加者の表情を見ながら、押したり、引いたりをする。感情にふれるような言葉を投げてみるちう余裕がなかなか持てないのが実際のところです。
“●●さん、どんな風に感じられていますか?”
“××さん、私の足らずを感想等を頂いて、足してもらえると助かります。
…のようなコミュニケーションを取ることで、場がずいぶんと和みますし、意見を聞いてもらえることが伝わりますからね。。ここが私は忘れがちになりますね。どうしても。
チームを作るときのコミュニケーション
事業再生案件の場合、そこに関わる人は、その職場の一線級の方が出て来られると思いますのですが、私たちのような立場の人間が入る…だけで、心のガードはかなり固くなると思われます。今回も、対象となる会社側の方と、私が所属するチーム側と対面で着席していますので、相手の表情が事細かく手に取るように分かります。
緊張や、心のガードをかなり固い……。この状態からチームを作り、一定方向に着地させるには、コミュニケーションの質と量がキーになりますが、コミュニケーションの質という部分では、事前の準備とゴールを描ききることが最も重要です。
私もこれが、分かっているから事前準備は相当やるのですが、ゴールを描き切ることがなかなか出来切っていない…と反省しきりです。だから結局、最後の最後がふわっと終了していしまっている…。そんな事を思います。
チームを作るときのファシリテートは、とても重要。この案件にたずさわらせて頂いて、改めて、自身のファシリテションについて考えるようになりました。さて、皆さんは、ファシリ、お好きですか?