2024年度スタートに向けて
春は、色々な場所で、ワクワクとドキドキがたくさんある季節ですね。
学校を卒業し社会人になる方、転職や転勤、転属で新たな職場へ行かれる方、新たな組織やプロジェクトを任される方、新たな年度より役職に就かれる方。これからの事をどのように感じ、捉えているかは様々かと思いますが、応援の気持ちを込めてメッセージです。
「リフレーミング」をご存じですか?
リフレーミングとは、物事の枠組みを変えて感じ方を変える心理学用語です。これは、物事を見る視点を再構築することで、ネガティブな感情や考え方をポジティブなものに変え、他者の長所に気づくことができる方法です。
リフレーミングには次の2種類があります。
- 内容のリフレーミング
- 起こった出来事に対して、他のプラスの意味を見つける考え方です。例えば、自分の納得できない部署移動があった場合でも、「新たな仕事を学べる」と捉え直すことで、成長にもつなげられます。
- 状況のリフレーミング
- 物事自体の意味を見直す内容のリフレーミングに対して、物事を取り巻く状況を捉え直すのが状況のリフレーミングです。同じ出来事でも、状況によってプラスに働く側面があることを考えます。
リフレーミングを実践する際には、言葉の捉え方を変える方法や時間軸に注目する方法、悩みを分解して捉え直す方法などがあります。これにより、自信を持ちたいときや人間関係に悩んでいるとき、緊張しているときなどに効果的です。そして、人間関係やビジネスにおいて円滑なコミュニケーションを促進し、前向きな視点を持つことに有効だと言われます。
効果としては・・・・・
①ストレス軽減とメンタルヘルスの向上
仕事は時々ストレスを引き起こすことがあります。リフレーミングを通じて、ネガティブな感情をポジティブなものに変えることで、ストレスを軽減できます。
ポジティブな視点を持つことは、メンタルヘルスをサポートし、仕事に対するモチベーションを高めるのに役立ちます。
②問題解決と創造性の向上
リフレーミングは、問題を別の角度から見ることを可能にします。新たな視点を持つことで、創造的な解決策を見つけることができます。例えば、プロジェクトの遅延を「スケジュールの再調整の機会」と捉えることで前向きに取り組む事ができます。
③コミュニケーションの改善
相手の視点を理解し、共感することで、円滑なコミュニケーションを促進します。また、ネガティブな感情を抑え、建設的な対話をするためにリフレーミングを活用します。
④自己成長と学習の機会
失敗や課題を成長の機会と捉えることに役に立ちます。自分のスキルを成長させるために、挑戦を前向きに受け入れていくことができます。
リフレーミングは、ポジティブな視点を持ち、ストレスを軽減し、問題解決能力を向上させるために重要です。2023年度→2024年度のこのタイミングや、様々なドキドキのタイミングに、ぜひ、チャンスと捉え前に進んでいけることを願います。
最後に、私のドキドキ(ど緊張)を支える魔法を1つご紹介。
ワンダーウーマンのポーズ(力強いポーズ)を2分間する
この魔法は、久しぶりに「試験」というものに直面し、ど緊張のうえ、自己肯定感が下がり、どうしよう・・・でも、なんとか乗り越えたい!という時に、共に勉強していた仲間に教えてもらい、試験当日に実践した方法です。
何も特別なモノは必要なく、自分一人でできる魔法の方法です。
トイレの個室でこのポーズをして、「できる!」と呪文のように唱えるのです。
これは、社会心理学者のエイミー・カディが発表した、「ボディランゲージが人を作る」という内容です。ポジティブなポーズ(他にもゴールテープを切った時の両手を挙げたポーズも同様)は、ホルモンの変化をもたらし、脳の状態を変え、自信をもたらし肯定的になるポーズなのだそうです。非言語行動は、他人がどう見るかだけではなく、自分で自分の事をどう思いどう感じるのかも決めると言われているのです。身体は心に影響を与えるという事ですね。
様々な場面、状況を目の前に、リフレーミングによりポジティブに捉えるようになり、前に進んでいけるようになる事はもちろんの事、プラス1の魔法として「さあ、勤務初日だ!」「よし、頑張るぞ!」という時にぜひ実践してみてください。
皆様の2024年度スタートが、ポジティブなスタートになりますように。