「良い出会い」は、仕事も人生も彩り豊かになる。
先日、自分のこれからを考える機会として、また、自分自身がキャリアコンサルタントを受ける為にジョブ・カードを作成しました。これまで何度か作成するタイミングがあり、学歴や職歴は変わりませんが、キャリア・プランシート(価値観、興味、強みなど)は少し変化がありました。そして、自分の内側の内側その奥を言語化するのは難しいな・・・と改めて実感しました。
後日ある、キャリアコンサルティングが楽しみでもあります。
突然ですが、ジョブ・カードをご存じですか?
ジョブ・カードとは・・・
個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進することを目的とし、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」のツールです。職歴や学歴、職業訓練の経験、免許、資格などをまとめて作成します。ジョブ・カードには、キャリア・プランシートや職務経歴シートなど様式があり、個人が記入して場面に応じて活用します。
学生や求職者が使用するだけでなく、在職中の方も、自身の経歴や能力についての整理や自己理解を深める事にも有効です。これまでのキャリアを振り返り、経験から得たことや、活かせる能力・強みなどを整理することで、今後どのようなキャリアを歩みたいか?を考えるためのツールです。社内でのキャリア形成やキャリア選択の場面でジョブ・カードの作成が役に立ちます。人材育成や人事評価にも役立ちます。
厚生労働省のホームページから、エクセルやPDFファイルで自由にダウンロードし作成でき、マイジョブ・カードのページではWEB作成もできます。
人との出会いについて考える
春という出会いの季節・時期だからこそ、これまでを振り返り、作成する過程で、『人との出会い』について考えてみました。
私の人生を振り返ると、色々なコトがあるタイミングで欠かせないのが、やはり、「人との出会い」だと思っています。就職活動に始まり、社会人としての道のりの始まり、その後のワークキャリアの変化のタイミング、そしてライフキャリアを考えるタイミング。私の各ライフ&ワークイベントには色濃く存在している方がいます。
考えてみると、様々な方との出会いは、実は、出会いの最初から「この人だ!」とか。いわゆる「ビビッときた」というものではなく、「なんて話しかけようか迷うな?」とか「怒られそうで怖いな」というマイナスなイメージからスタートしているケースが多い事に気づきました。その事は決してネガティブではなく、苦手な人ほど知れば知るほど好きになる、という出会いのように思います。
体育科で学んでいた学生時代・・・・
ダンスの授業と教授が苦手でした。身体が硬く、嫌々参加している態度もあり厳しく指導されました。全身黒タイツの姿で、音楽に合わせて踊る創作ダンスは特に苦手でした。周りの同級生は柔軟性がありしなやかな姿が、よりそのように感じたのかもしれません。
ある時、教授室に行く事があり、その時をきっかけに度々教授室に遊びに行くようになりました。教授との話は楽しく、勉強になり、教授というより、かなり年上の人生の先輩のような感覚でした。卒業後の事や就職の事など色々話をしました。「体育教師になる」という目標を白紙に戻し、就職をどうするか迷いに迷っていた時にお世話になった事が、今の私をつくっています。部活の顧問でもなく、親でもなく、頼れる大人が側にいた事はとてもありがたい事でした。
その後の人生でも様々な出会いがありましたが、これからもどのような出会いがあるのか楽しみです。個性豊かな方々との出会いは、また別の機会にお話いたします。
今の時期、よくニュースで「入社前の想像とは違った」「配属希望とは違った」と耳にしますが、その度に「その先に素敵な出会いがあるかもよ・・・」と思わずにはいられません。
どのような仕事をするか?も、もちろん大切ですが、その仕事で何をするのか?自分がどう在りたいかは重要で、また、人生を重ねる上で最も重要なのは「良い出会い」だと確信しています。そして、それは一目で「あたり!」とわかる簡単なコトではなく、人と人との関りの中でしか生まれないものだと思います。
社会人をスタートしたばかりの方々、長年社会人の方々、共にお互いが一期一会を大切にし、良い出会いとなるよう、まずはガッチリ、ガッツリ関わりあう事はとても意味ある事だと思います。