雇用形態も経歴も年齢も様々なメンバーが最強のチームをつくった方法
「めちゃくちゃ大変だったけど、楽しかったね。」
「凄く疲れたけど、仕事した充実感あるわ~。」
勤務後に顔を合わせると良く話していたのですが、確かに身体はとても疲れていたけど、何故か気持ちは充実感に満ちていた事を今でも覚えています。これは、短大を卒業し就職した会社を2年で退職し、子供に水泳を教えてみたい・・・と考え、アルバイトを始めたスポーツクラブ時代の話です。
同級生で先輩正社員と、年下で同期の正社員、年上のアルバイトリーダー、そして新人アルバイトの私が最強のチームをつくった方法
そのメンバーとは・・・・・
年は同じで、正社員の彼女はいつも「バリバリ」働いていました。大人の会員様へのトレーニング指導やスタジオレッスンなど業務は様々で、最初は近寄りがたい存在でした。本当に色々話すようになったのはずっと後だったかと思います。
年下で同期の正社員は3人いました。同じ4月に入社した経緯もあり雇用形態は違えど同期とよんでいました。年下同期メンバーは、頭がキレ、スポーツ万能、期待の新入社員でした。3人それぞれ超が付くほど個性的で、破天荒、よくこのメンバーが揃ったな・・・・と色々な方に言われた事を思いだします。
年上のアルバイトリーダーは、アルバイトの中でも雇用形態が社員に等しい形で働いており、「この仕事が大好き」を全身で表しているような人でした。ビックリする程会員様の事を知っていて、この支店の生き字引でした。
そして、他社での社員経験はあるけど新人アルバイトスタッフの私。当時は、フリーでインストラクター(プールエクササイズ)もしつつ、以前からの夢である子供指導を水泳指導で実現するべく、日々プールづけの日々でした。出勤初日から見様見真似で水泳指導をする事になり、戸惑いもありつつ「やるしかない!」と自分を奮起させていました。
雇用形態はそれぞれで、勤務経歴もそれぞれ、年齢もそれぞれ。そんな、メンバーが最強のチームになれたのは、何故か?
「最強」とは、会員増で売上はもちろんの事、季節開催の短期教室では常に上位の売り上げがあり、新規システム導入支店にも選ばれ社内的にも注目されていました。よく「元気な店だね」と言われていました。
そして、それ以上に、私たち自身も無敵感があり、夢中で仕事をしていた記憶があります。会員様の笑顔や子供たちの喜ぶ姿を想像し、いろいろな事に取り組んでいました。良い事だけではなく失敗も多く、試行錯誤・・・四苦八苦・・・の日々でした。
やっていた事とは・・・
- その日あったことをとにかく話した
- 大変なときは協力体制でやっつける
- 楽しみながらやる
- お互いに本気でダメ出しをする
- お互いのリスペクト
- 飲み会も全力で
まさに、ワーク・エンゲージメントの高い日々
ワーク・エンゲージメントは、仕事に対してポジティブで充実した心理状態を指します。具体的には3要素で構成されています。
- 活力
仕事中の高いエネルギーや心理的回復力、仕事に費やす努力をいとわない気持ち、困難な状況に直面した時の粘り強さなどが含まれます。
- 没頭
仕事にのめりこんでいる時の幸福感、時間が早く経つ感覚、仕事から頭を切り離すのが難しい感覚などが含まれます。
- 熱意
仕事に強く関与し、仕事に意味を見出し、熱中し、誇りを持ち、挑戦しようという意欲を感じている状態です。
ワーク・エンゲージメントの向上に取り組む事で、生産性向上や離職率低下などの効果が見込めるのは言うまでもありません。この状態は、従業員が仕事に対して「やりがい」を感じている事を示し、「働きがい」とも関連しています。
役職や雇用形態、経歴や年齢で仕事をするのではなく、そこにいるメンバーとどうやったら楽しく仕事ができるか?やりたい事をどうやったら実現できるか?を考え、本気で仕事をし、元気に遊んでいました。
文句や愚痴もたくさん言いましたが、このメンバーだから楽しかったし、成長できたと自負しています。
そして・・・・
運命的な出会いと思われる日々は、最初からそうだったわけではなく、四苦八苦がありながらも、それぞれが本気でやったからこそ分かり合えたし、仕事が楽しいと思える日々だったのです。
もちろん、今でも、四苦八苦を話し、お互いを支え、リスペクトするメンバーです。