何かの終わりを前向きに捉え、新たなスタートを迎える

この時期は、異動や転勤、新しい生活の準備など、さまざまな「終わり」と「始まり」が交差するタイミングです。終わりは喪失感を伴うこともありますが、実は新しいスタートへの大切な準備期間でもあります。
私自身も多くの転勤経験があり、この時期は「次はどこへ?」と気持ちがザワザワしていた事を思い出します。1つの支店での業務が終わり、次の新しい支店へ行くという、終わりと始まりを繰り返していました。
その、転機(トランジション)の考え方の1つに、ブリッジズの「トランジション理論」があります。これは、転機をどう捉え、どう過ごし、乗り越えるのか?を教えてくれます。
1. 終わりを意識することで見えるもの
前職では転勤が多く、いつ異動になるか分からない環境がある時期がありました。そのため、ある時期から「終わり」を意識しながら業務にあたることがありました。すると、自分の役割や仕事の意味をより深く考えるようになり、「今、ここでできることを最大限にしよう」という気持ちになりました。
しかし、いざ異動が決まると空虚感を感じることもありました。これまで築いてきた関係や環境を手放すことは簡単ではありません。それでも、その後の期間をどう過ごすかによって、新たなステップへの心構えが変わると気づきました。
2. ニュートラルゾーンで生まれる変化
ブリッジズのトランジション理論では、変化を「終わり」「ニュートラルゾーン」「新しい始まり」の3つのフェーズで捉えます。
終わり: これまでの役割や環境が一区切りを迎える時期。
ニュートラルゾーン: 先が見えず不安を感じるが、内省や新しい可能性を探る大事な時期。
新しい始まり: 次の環境や目標に向かって行動を起こす時期。
転勤の際、私はニュートラルゾーンの時期に「どうしたら楽しくできるか」「自分も周りも楽しく仕事ができないか」を考えるようにしました。最初は不安や孤独を感じることもありましたが、その時間を活かして新たな目標を見つけることで、次の職場ではより前向きな気持ちでスタートできました。
3. ニュートラルゾーンの過ごし方が未来を決める
ニュートラルゾーンは、不安や迷いを感じやすい時期ですが、同時に「新しい自分を探るチャンス」でもあります。この時期の過ごし方が、その後の新しいスタートの質を大きく左右します。
焦らず、まずは内省する: 「なぜ不安なのか?」「どんな環境で自分は力を発揮できるのか?」と、自分に問いかける時間を持つことも大切です。
小さな楽しみを見つける: 仕事でもプライベートでも、新しいことに挑戦したり、好きなことを増やしたりするのも良いかもしれません。
周囲とつながる: 新しい環境への不安を和らげるために、人との交流を大切にして心にある色んな思いを話してみるのも良いかもしれません。
このようにニュートラルゾーンを前向きに捉え、うまく活用することで、新しいステップへの準備が整いやすくなります。
4. 「終わり」を「新たな準備」として捉える
年度末は、多くの人にとって節目のタイミングです。特に、異動や新生活を迎える人、新しい部下を迎える上司の方にとっては、準備の時間でもあります。
異動する方へ: 「終わること」は次の可能性を広げる機会です。今までの環境で学んだことを振り返り、次に活かせるポイントを整理し、新しい環境での自分の成長を楽しみに過ごしてみませんか。
新しい部下を迎える上司の方へ: 転機を迎える人は色々な不安を抱えています。新しい環境にスムーズに馴染めるよう、対話を大切にしながらサポートすることが重要なのではないでしょうか。
転機を前向きに乗り越える!
何かが終わるとき、それは次の始まりの準備期間でもあります。終わりを寂しさや不安だけで捉えるのではなく、新たなスタートへの土台作りと考えることで、変化をポジティブに受け入れられるようになるのではないでしょうか。
新生活、新天地での挑戦に向けて、今この瞬間を大切に過ごしていきましょう!
<職場のご相談やキャリアのご相談などお問い合わせはこちらまで・・・>