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誰から学ぶか…。誰と学ぶか…。

森川 友惠

おはようございます。特定社会保険労務士の森川友惠です。本日は日曜日ですので、少し違った視点のお話しを。

新型コロナ感染症の大流行で、社会は一変。中でも”リモート”を利用する機会も頻度も爆発的に増えましたね。今や弊所でなくてはならいものの一つに”リモート”環境を整えるアプリ、システムが挙げられるのではないかなぁ~と思います。

私自身、セミナーや研修と呼ばれるものを受講することも多くあるのですが、現地開催のものは今でも3割~4割程度。リモートで開催される研修が6~7割程度を占めます。

リモートの良さは、”場所”の制約を一瞬にして取っ払うことができること。これは、何にも代え難い、便利さがあります。

研修と言えば、どうしても、著名な先生、その界隈で有名な先生から聞きたいと思うのですが、実は、誰から学ぶか…よりも誰と学ぶか…が大きいことを実感した出来事がありました。

誰と学ぶかで大きな違い

私は、現在隔週で、福岡女学院大学の名誉教授でいらっしゃる難波征男先生から四書五経のひとつである『大学』を教えて頂いております。完全オンラインではあるのですが、”講学”スタイルですので、誰とご一緒するかで気づきが大きく変わるのです。

この講座、この4月からスタートしていて、再来週で最終回。つい先日の金曜日にも講座がありました。その時の講座に参加したのが、たまたま別の勉強会でもご一緒している顔なじみの同業者4名。すると、先生が解説の終わりに、

”僕は、少し画面から消えますので、皆さんだけで討議してください。”

とおっしゃったのです。内心、”いや…先生。いてくださよーー”とは思ったのですが、先生は構わず、画面をOFFされた訳です。

その日の題材は、最終回を目前に控えていることもあって、「治国」「平天下」だったのですが、これだけ盛り上がるか??と思うほど本当にすごく盛り上がり、深い気づきの場となったのです。驚きました。同業で顔見知り、そして、同業でも同じ方向を向いている仲間同士ということもあってか、30分~40分の討論時間もあっと言う間に過ぎ去って行ったのです。

”これよ、これーーー!!”とその場にいた全員が思ったのではないか…そんな雰囲気が残る3時間でした。

勉強をし続けることがいかに大切か…。

社労士という仕事をしていますから、当然ながら『学び続けること』は当たり前なのだと考えます。法律も本当によく改正されますし、また、良い感じで耳障り良い難しい表現を使っているから、分かり辛い。だからこそ、私たち社労士が間に入り、分かりやすく伝えることが私たちに課せられた課題だと思っています。

もう一つ、忘れてはならないことは、会社はそれぞれ違うということです。

大きい、小さいは勿論ありますが、それ以外にも、スタートアップの会社なのか?それとも老舗企業なのか?人が多い会社なのか、少ない会社なのか?人に優しい会社なのか?人にこだわりがある会社なのか?…アメリカ型なのか?ドイツ型なのか?人間と同じように資質、性格があると私は感じていて、だから、

”法律が改正されたんで、変更します”

”法律なので、守ってもらわないと困ります”

だけの言葉では、良くなるものも良くならない…。それぞれに合わせてご説明なり、対応なりを考えてご提案する。これが社労士がやるべき仕事だと考えています。

ですから、法律の知識だけでなく、『人間』部分を磨く仕事、これが外せない。このために講学スタイルはなくてはならない学びの場です。

皆様はどんな学びの場を持たれていますか?

ABOUT ME
森川 友惠
森川 友惠
特定社会保険労務士
京都市下京区で開業しております。前職はコナミスポーツクラブで長年正社員として勤務しておりました。24年間の勤務で異動回数は12回。店舗勤務がその大半ですが、勤務地は長崎~東京まで様々な規模の店舗を担当しておりました。こちらでは、人と人の関係を良くする話、チームのコミュニケーションについてお話しします。
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