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京セラフィロソフィーの威力

森川 友惠

こんにちは。特定社会保険労務士の森川友惠です。今日は祝日で、自宅で仕事をしています。少し前に京セラフィロソフィの輪読会に入ってますというお話しをこのブログでも紹介しました。今朝で、56日目。フィロソフィーは80あるのでゴールが近づいてきました。

 輪読会に入る前は、ものすごく偉大な経営者であり、私自身とは違う世界でいきてらっしゃる手に届かない方だと勝手に解釈していました。が、輪読+自分との違いを探す+仲間とディスカッションすることで、一気に身近な存在に。

 何よりも素晴らしい、凄いと感じるのは、言葉を選び方とそのセンス。どのフィロソフィも例え話がふんだんに入っていて、しかも平易な言葉をチョイスされている。誰もが1度読めば意味が分かる…。そこを目指されてまとめられたのだろうと想像します。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

 今日の輪読会のテーマがこれでした。このフィロソフィーはとても有名なので、1度や2度、お聞きになった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?私自身もこのフィロソフィーは、これまでも色々なところで目にしてきたものでした。

が、輪読して自分で考え、仲間とディスカッションすると、自分の中の「落ち」が全く変わるのです。不思議なことに…。今までは「さすが、稲盛さん。うまい事、言うな…。」レベルの読み方しかできていなかったのですが、今日は自分自身が『感謝の気持ちをきちっと持てているか…?これを感じるために父のお墓の掃除とお参りをする』という行動目標を立てました。  

…ということで、ちゃんと行動してきました。本日。元々、お墓が自転車で移動できる距離であることや、月命日には必ずお参りをしているので、そもそもお墓参りをするハードルが低いのですが、自分で立てた目標を1日1日達成していくことは本当に気持ちが良いものです。

「良い心」と「悪い心」

今日のフィロソフィの中で、私自身が最も、がつんと来たのが、この「良い心」と「悪い心」のくだり。稲盛さんは、方程式の中の能力を才能と置き換えて、才能を使うのは「心」だ。その「心」が自分の才能を動かしていかなければならない。…そんな表現をされていました。

そして、「良い心」とは何か…。

…まず、常に前向きで、建設的であること。みんなと一緒に仕事をしようと考える協調性を持っていること。明るいこと。肯定的であること。善意に満ちていること。思いやりがあって、優しいこと。真面目で、正直で、謙虚で、努力家であること。利己的ではなく、強欲ではないこと。「足る」を知っていること。そして、感謝の心を持っていること。…

稲盛和夫著 京セラフィロソフィより

合わせて、「悪い心」についても書いてくださったおり、

「悪い心」とはどういうものかと言いますと、今挙げた良い心の対局にくるものです。同じように1つ1つ挙げていきます。後ろ向き、否定的、非協調的。暗く、悪意に満ちて、意地が悪く、他人を陥れようとする。ふまじめで、うそつきで、傲慢で、怠け者。利己的、強欲、不平不満ばかり。人を恨み、人をねたむ。…

稲盛和夫著 京セラフィロソフィより

このページを読んだときに、心がざわざわしました。それは、今まで、こんなにも大切な事を、言葉にしてちゃんと伝えてきれてなかった…という反省と、「悪い心」にふれてしまった時期もあったよねーーという事。

「心で」仕事をするには、ここを毎日、いつも自分に確かめながら、「心」を磨くことをやり続ける必要がありますね。

リーダーと呼ばれる人であれば…。

私たちは、学校で、どんな考え方をするか、どんな思想を持つかということは個人の自由であり、自由な発想、自由な思想を持つことこそ、人間に許された素晴らしい権利なのだ…と教わってきました。確かにそうですよね。どんな考え方を持つのも自由だと思いますが、その自由の中で自分がどのような考え方をするかによって、自らの人生の運命が決まってしまう。そのことを薄々感じながらも、ちゃんと言葉で言える…なかなか難しいところですよね。

これを、先ほどの人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力に当てはめて説明できれば、自分の部下にもなんとなくが、より具体的に伝わる…そんな風に感じました。

リーダーと呼ばれる人だからこそ、ちゃんと、部下に伝える、「送っていく」必要があるのではないでしょうか?

さて、お盆休みに突入…という方も多いでしょう。台風が日本直撃するようです。皆様、どうぞ、ご安全に。

ABOUT ME
森川 友惠
森川 友惠
特定社会保険労務士
京都市下京区で開業しております。前職はコナミスポーツクラブで長年正社員として勤務しておりました。24年間の勤務で異動回数は12回。店舗勤務がその大半ですが、勤務地は長崎~東京まで様々な規模の店舗を担当しておりました。こちらでは、人と人の関係を良くする話、チームのコミュニケーションについてお話しします。
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