ポジティブ感情を育んでいますか?
「どっちでもいいよ~」とAさん
「どっちもいいね~」とBさん
この二つは同じ事を言っているのですが・・・
どちらがより良いと感じますか?
どちらがポジティブに感じますか?
これから続く会話で考えてみると、きっとAさんからの返事がきた後、きっと私は、「どっちにしようか??」と一人で悩んだかもしれません。ですが、Bさんからの返事の後では、「どうする~どっちもいいよね~!!」と二人で楽しく考えたと思います。何気ない会話も、ちょっとした言葉の変換でポジティブに変わり、人との関りが変わるのではないでしょうか。
前回のブログでも取り上げました、レジリエンスの5つのリソースに「ポジティブ感情」というものがあります。
「ポジティブ感情」とは、自分でポジティブを生み出していくことで、例えば、「〇〇が好き!」と言う事、または思う事で、ポジティブ感情が湧き出てくるのです。そのポジティブ感情を育む事こそが、「レジリエンス=しなやかに生き抜く力」となるのです。
レジリエンスとは、困難やストレスに直面してもそれを乗り越え、前向きな状態に戻る力を指します。ポジティブ感情は、このレジリエンスを高めるための重要な要素であり、このことは、日々はもちろんの事ですが、組織全体のレジリエンス力を高めるためにも、社員教育の一環として、ぜひ、積極的に取り入れていきたい内容です。
ポジティブな感情(感謝、喜び、希望など)は、ストレスを軽減し、心理的な柔軟性を高める効果があります。これにより、社員が困難な状況でも冷静に対応しやすくなり、回復力(レジリエンス)が強化されます。ポジティブ感情は、心身のエネルギーを充電し、創造的な問題解決や新しい挑戦に向かう意欲を生み出す源となります。
私は、「空が好き(晴れていても曇っていても雨の日でも)」なのですが、この感情は「空を見るのが好き」という行動に変わり、外に出た時や部屋の窓から、いつも空を見上げます。そしてこの行動は、私の感情や思考を、ポジティブにする「スイッチ」に変わりました。「空が好き」という事でポジティブ感情を育んでいるのです。これはレジリエンスを学び、改めて自分を振り返り気づいた事でした。
他にも、ポジティブ感情を育む方法があります。
□感謝日記
あなたが「ありがたい」と感じた事を書き出してみましょう。できるだけ具体的(綺麗な満月がみれた)、または一般的(今日もご飯が美味しい)などの内容を書き出します。
□3つの良い事
その日に上手くいったことを書き出してみましょう。シンプルで良く、例えば、「先輩が自分の仕事を褒めてくれた」という事です。ポジティブな出来事を思い出し「なぜこの良い事が起きたのか?」を自問してみましょう。自分の行動にOKを出していきHAPPYを呼び込むのです。
□最高の自分
全ての事が限りなくうまくいっている将来の自分についてイメージしましょう。「あなたは、夢が全て叶って、自分の可能性が最大限に引き出された!」と考えてください。自分の考えを文章またはイラストで表現しましょう。
上記の内容があるのですが、もっともっとシンプルで、すぐにできるポジティブ感情を育み、人と人との関りを良いものにする方法は「ありがとう」と伝える事です。
いつも、ブログを読んでくださり、ありがとうございます。
皆様との出会いに感謝いたします。