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その一言が、キャリアに「花」を咲かせる

城戸 貴子

新しい環境、新しいメンバー、新しいチーム、色んな”新しい””を手探りで走り抜けた4月は、どんな1ヶ月でしたか?今、皆さんの心にはどんな景色が広がっているでしょうか。

この1ヶ月の締めくくりに、ぜひ大切にしたいのが「振り返り(リフレクション)」の時間です。「振り返り」と聞くと、単に過去を思い出すことだと思われがちですが、実はそうではありません。それは、経験したことを自分なりに再定義し、新しい意味を見つけ出すプロセスなのです。つまり、単に過去を振り返るのではなく「これからの自分」を再認識するための大切な時間なのではないでしょうか。「未来」のためのリフレクションです。

「言語化」することで、経験は血肉に変わる!?

私自身、セミナーや研修を受けた直後は、頭も心も新しい学びでいっぱいで、モチベーションが非常に高い状態にあります。脳ミソと心が学びで満たされ、何だか世界が拡がる感じがするのです。しかし、それを「受けて良かった!」「楽しかった!」という高揚感だけで終わらせてしまうのは、非常にもったいないことだと思うのです。

「どんなことを思ったのか?どんな気づきがあったのか?」を自分に問いかけ、言葉にしてみること。そして誰かに伝えることで、学びはより深く自分の内側に浸み込み、単なる「出来事」から、自分の血肉となる「実体験」へと進化するのです。

そして、一人で考えるだけでなく、仲間と対話することで、自分にはなかった視点が加わり、経験はさらに立体的な知識へと変わっていくのです。この「言語化し、分かち合う」プロセスこそが、成長の加速装置になるのではないでしょうか。

例えば、研修を終えて戻ってきた新入社員が、上司であるあなたに報告に来たとします。その際、「お疲れ様!」の一言で終わらせていないでしょうか。

もしそこで、「どうだった? ぜひ話を聴かせてよ~」と問いかけ、対話の時間を持つことができたら、部下の心の中にある“学びの種”はどう変化するでしょうか。自分の言葉を受け止め、聴いてもらえる経験は、部下にとって「ここは自分の考えを話してもいい場所なんだ」という安心感に繋がり、組織への愛着(エンゲージメント)を育む豊かな土壌になるのではないでしょうか。

部下からの報告は、もしかしたら、まとまりのない感情ばかりの報告かもしれません。ですが、自分の感じた思いや考えを言葉にし、誰かに伝えるという習慣は、実は何気ない日常の積み重ねかもしれません。「ホウ・レン・ソウを必ずする事!」と指導する前に、まずは日々の”聴く”が大切なのではないでしょうか。

そして、もし、部下からの報告がなかったとしても、それは「対話によるリフレクション」の絶好のチャンスかもしれません。ぜひリーダーから声をかけ、時間を作ってみてください。そのちょっとしたアクションが、人材育成と関係構築の揺るぎない土台になるのです。

様々な変化や失敗、日々の葛藤は、決してマイナスや自分を損なうものではなく、むしろ、それは自分のキャリアという樹に新しい“枝葉”を増やすための大切な栄養分なのかもしれません。

そして、対話を通じて得た栄養は、根から幹へ、そして枝葉へと脈々と伝わっていきます。その積み重ねの先に、いつか自分らしい、そしてチームらしい鮮やかな“花”が咲く日が来ると、私は信じています。

4月に感じたことや葛藤など「対話」を通して言葉にし、振返ってみてる時間をちょっとだけつくってみてください。上手くいったことも、行かなかったことも、自分のキャリアを作る枝葉になります。そして、その振り返りは、自分自身を承認し、5月に向かう確かな一歩に繋がるのではないでしょうか。

5月からも、皆さんのパレットに新しい色が加わり、キャリアの樹がより豊かに茂っていくことを心から応援しています。

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ABOUT ME
城戸 貴子
城戸 貴子
国家資格・2級キャリアコンサルティング技能士
九州女子短期大学体育科卒業。小学生から短大まで水泳とソフトボールに明け暮れる日々を送る。卒業後、大手スポーツクラブで勤務。退職後、キャリアコンサルタント国家資格、キャリアコンサルティング技能士2級取得。「自分らしく」「生き生きと働く」ライフキャリアやワークキャリアを考え、歩んでいけるお手伝いをします。自分も周りも幸せになる世界を目指して。趣味:音楽鑑賞・ライブ参戦・読書(本屋さんが大好き)・空を見るのが大好き 好きな言葉は「雨過天晴」自分のキーワード「挑戦する・感謝する・ワクワクする」
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